困った時駆けつけてくれる、電気製品の救急隊
高水駅に近い鶴見台団地の一角にある「電機のアカシ」。なんと店舗がない電気屋さんです。では、どうやって商売をしているかというと、お得意さんの家を回って「御用聞き」。「テレビが映らなくなった」「リモコンがきかない」「エアコンの効きが悪い」「蛇口が水もれする」といった小さな困りごとを解決することから始めて、何年もかけて信頼関係を築き、その人に合った電化製品を提案しているのだとか。
お客さんの多くは、一人暮らしの高齢者。年をとってくると、高いところにある電球を交換するのも難しくなってきます。車の運転をしなくなると、家電製品が壊れても買い物に行くのも大変。さらに最近の家電は、いろんな性能がついて便利になる一方、使い方が難しくなっています。何かあればすぐに駆け付けてくれる電気屋さんがいるというのは、心強いに違いありません。
代表の明石哲治さんは、もともと柳井で電気店に商品を卸す会社の営業マンでした。懇意にしていた電気店が店を廃業すると知って、それなら…と跡を継ぐことに。2014年から会社を地元熊毛に移転し、営業を続けています。
もともとのお得意様がいた柳井、田布施、平生から、徳山、下松、光まで、ひとりひとりのお客様を大切に、毎日あちこち飛び回る日々です。
県内の7店舗で作るメルタスecoのメンバーでもあり、人手不足のときは助け合ったり、グループでメーカーと価格交渉したり、大がかりな工事を共同で引き受けたり、一緒にキャンペーンをするなど、まるで一つの会社のように支え合っています。
個人ならではの機動性とグループ企業としての安定性を兼ね備えているのが強みです。
メルタスeco電機のアカシ(ふじい電機)